ON THE WINGS / SOCRATES DRANK THE CONIUM

ここらで辺境のハードロックを一発、ギリシャのSOCRATES DRANK THE CONIUMです。辺境とはいってもギリシャでは国民的バンドで4THは英米でも出てる大御所です。


ビートバンドっぽさの残る1ST、2NDから一気にハードロックらしくなった3RDです。ハードロック色と同時に民族色というか変態性もパワーアップしてます。トップの「WHO IS TO BLAME」のイントロからして普通と違う。そして野蛮なボーカル!続く「DESTRUCTION」も暗黒なシャッフルナンバー、なんかイタリアのオザンナに近いか?オザンナよりも遥かにハードロックしてるけどね。特にA面は暗黒、変態的ハードナンバーで押しまくります。

B面はR&Rの「LOVESICK KID'S BLUES」でスタート。陰鬱なバラードの「ON THE WING OF DEATH」を挟んでまた出た変態的ハードナンバー「BREAKDOWN」。民族的なギターインスト「CRYSTAL FOREST」に続いて最後はR&Rの「REGULATIONS」。A面と較べるとちょっと明るいかな?レベル的にはLUCIFER'S FRIENDやSTRAY DOGには及ばないが、TEPREMIあたりと同格の愛すべきB級といったところです。

暗黒さではOSANNA、変態さではHARD STUFFといったところでしょうか?このSOCRATES、再結成(?)して今でも活動してるらしいですよ。