土と灰 / HARRY

さぁ今年もHARRY先輩が新作を出してくれました。リアルタイムで新譜を買うのってSTONESとHARRYくらいやもんなぁ、当然予約しました。


前作の「無常人」は割りとクールめの曲が多かったけど、本作は・・・トップの「RESPECTABLE PERFORMER」のイントロから「キタ〜!」状態。やっぱHARRYはこうでなくっちゃ、の納得のR&R。AC/DCも真っ青?「PARDON ME」はSLIDERS時代のナンバー。ここではレゲエアレンジ。俺はSLIDERS時代のR&Rアレンジのほうが好き、でも名曲。「壬生狂言」はクールな感触のスリーコードのちょっとファンキーなブルース。肩の力を抜いた感じがええね。「危ねえ」は奇妙なギターリフを軸にしたへヴィなナンバー、これは新展開。う〜ん、この曲は苦手。そして前半を締める「CHINA DOLL」。これはいかしたロケンロー。心なしか前作よりHARRYのギターが荒れ気味、これええ意味です。

後半は新展開の「粉」。これまたへヴィ。サビが格好ええね。そして「WHISKY HEADS」はこれまたいかしたロケンロー。ちょっとニヒルな感じがHARRYらしい。昨年のツアーでもこの曲と「RESPECTABLE PERFORMER」「壬生狂言」「粉」を披露してくれてました。「RESPECTABLE」のイケイケと「壬生狂言」のクールさの中間あたりのこのニュアンス、むっちゃ好き!「RUIN」は「一体どうしたの?」とビックリするくらいのハードドライブなナンバー。これも新展開やな。ライブで燃えそうな曲。「かわせ」は「危ねえ」と同系統のへヴィナンバー。最後の「NAKED RHYTHM」はマイナーの重い目のレゲエナンバー。

全体的な印象は前作に較べてハードになったかな?トップにイケイケR&Rをもってきて曲の配置も納得です。前作は曲は良かったんやけど、ちょっとクールな曲が続きすぎたりしたもんなぁ。それと前作よりHARRYのギターが良い意味で荒れ気味、恐ろしく荒いけどツボを突いてます。

またまた年末のツアーが楽しみ!最後に予約特典の壁紙、貼っておきます。