PEARL / JANIS JOPLIN

昨夜はマクサでイベント、カバーバンドで出演してきました。その中の一曲「MOVE OVER」が収録されたジャニスの遺作「PEARL」です。


おなじみの名曲「MOVE OVER」で幕を開ける本作、実は「MOVE OVER」はとっつきやすい名曲なんやけど、本作の真髄はここじゃないんやよね。やっぱり「CRY BABY」でしょう。イントロのブレイクの後、ジャニスのかすれた「HA〜」からなだれ込むこのダイナミズム!漏れそうになります。「WOMAN LEFT ME」も捨てられた女の怨念が凄まじい。本作でのジャニスはバラード系での凄みがたまりません。「HALF MOON」はファンキーなノリのええ曲、続く「ブルースに葬られ」も同系統のナンバーなんやけど、歌入れ前にジャニスが死去、インストになってます。ジャニスの歌入りやったら・・・。

B面はこれまた熱情型バラード「MY BABY」、熱いわぁ。そして全米NO.1になった「ME&BOBBY MCGEE」。むしろジャニスには珍しいカントリーっぽい曲。なんでこの曲がシングルになって大ヒットしたんやろ?熱情型ジャニスの大好きな俺としてはちょっと納得が・・・。アカペラの「ベンツが欲しい」に続いてボビー・ウーマックの「TRUST ME」、ちょっとおしゃれな感じがするナンバー。そして最後の「愛は生きているうちに」、これ大好きな曲です。「CRY BABY」よりちょっと抑え気味なボーカルが逆に深みを感じさせます。

本作はやっぱ「CRY BABY」と「愛はいきているうちに」に尽きるでしょう。前作の「KOZMIC BLUES」のタイトル曲と並んでジャニスの3大バラードです。

昨夜のイベント、滅多とやらないカバーバンドでの出演でしたが、大いに楽しませてもらいました。最後に「WE ARE THE WORLD」を御本家よろしく持ち回りで歌うんやけど、なぜか俺はウィリー・ネルソンのパートでした。イベントの主催者であるタカさん、俺とタメ歳なんやけどOUT SIDE HELPの三宅さんと並んで地元のバンド界の大御所。またTTH、スキボンで出演させてください。お疲れ様でした!