ALAMO

 ここらでちょっとマイナー系に突入します。まずは米ハードロックのALAMO、71年の唯一のアルバムです。

 マイナーといってもれっきとしたメジャーレーベルATALANTICから出ています。よって録音もしっかりした当時のメジャーの音です。

 タイプ的にはブァニラ・ファッジのハードロック進化形といったところ、オルガンが効いてます。ギターもちょっと粗いけどアピールたっぷり。各パートあんまりソロを取ることなく割とリフとかのアンサンブルで勝負してます。特にドスの効いたボーカルがいかしてます。カクタスやないけどまさに「汗と熱気」って感じ。曲も格好よくてA面トップとラスト、それとB面が全曲最高です。フェバリットはA面ラストですね。とにかくイケイケ、荒くれ男のタフネス、ガッツがそのまま音になった感じです。しかしジャケット、もうちょっと何とかならんのかな・・・。

 ALAMOはこの一枚で解散、ギターのラリー・ラズベリーは今でもHIGHSTEPPERSというバンドで現役でやってるらしい、偉い!音は所謂R&Rをベースにした米ルーツロックみたいです。71年といえばGFRのフォロワーが続々デビューしてきた頃。この頃の米ハードロックはメジャー・マイナー問わず深い!