HARD ATTACK / THE DUST

もうロックトリオが止まらない?今回もUSハード、それも前回のAXISよりさらにマニアック、DUSTを紹介します。

ちょっとマイナーなレーベル、カーマ・ストラからデビューしたDUSTの72年のセカンド。いきなりマイナー調子に生ギターの弾き語りから間髪入れずに雪崩れ込む怒涛のハードナンバー。リズム隊がイナタイ!緩急効いたキラーナンバーやね。続いても生ギターが効いて、更にはストリングスの効いたバラードと来るもんだから、そろそろハードナンバーが欲しいなぁ。来ました、前つんのめりのゴリゴリのハードナンバーです。とにかくリズム隊が暴れん坊!ベースはUSハード界の名ベーシスト、後のストーリーズ、デリンジャーさらにはディランのバックも努めていたケニー・アーロンソン。そしてドラムのマーク・ベルはなんと後にラモーンズ

B面はハードでキャッチーな「All In All」でスタート。暴れん坊のリズム隊に負けじとボーカルも頑張ってます。この曲、コンパクトにまとまって名曲です。カントリーっぽいバラードを挟んで、またまた出た、前つんのめりのハードナンバー。今度は5拍子のインスト曲です。この三つ巴でのバトルがDUSTの特徴です。またまたカントリーっぽいバラードが出てくるところはUSのバンドやね。最後はベースソロも飛び出すキラーなハードナンバーでお終い。

リズム隊だけでなく、ギター・ボーカルのリッチー・ワイズも頑張ってます。リッチーは後にプロデューサーに転職、あのKISSの初期2枚のプロデュースをやってますね。AXISもそうやったけどUSハードの人脈も結構面白いね。しかしラモーンズにまでたどり着くとは!