BRIDGE OF SIGHS / ROBIN TROWER

STONESが続いたんでこの辺でちょっと違うやつを一枚。英国ベテランギタリスト、ROBIN TROWERの長いキャリアの中でも間違いなくピークです、「Bridge Of Sighs」を紹介しやす。

プロコル・ハルムから独立、ソロになっての2作目です。ウリ・ロート、フランク・マリノと並んで3大ジミヘン・フォロワーと言われてるロビンですが一番ブルースっぽくて何しろ本作は曲が格好ええんさなぁ。トップの「Day of Eagle」からいきなりの名曲です。実はベースを弾いて唄うジェームス・デューワー、こいつのボーカルがポール・ロジャースに匹敵する英国渋系の絶品です。続くタイトル曲はスローブルース。はっきり言ってジミヘン系HRとスローブルースのパターンしかありません。まぁええか、曲が格好ええんやもん。「Fool & Me」はイントロがジミヘンの「Gypsy Eye」にそっくり!

B面は代表曲「Too Rolling Stoned」でスタート。イントロからボーカル、サビ、ソロ、スローテンポに落としてのエンディングと完璧!このエンディングはTTHでもパクらせてもらってます。ちょっとキャッチーな「Lady Love」、最後はこれまたジミヘン系HRの名曲「Little Bit of Love」で本作は終了。うん、ジミヘン系の典型的パターンってのは実はロビンが確立したんやな。この後のジミヘン・フォロワーには本作を模倣してる部分が大きいな。ウリやマリノのニュアンスはあんまり感じやんな。ジミヘン本人は・・・ちょっと別格、というか宇宙が違うんやよな。

CDにはボートラが5曲、当時のライブがついてます。また、これが凄いんさな!スタジオライブらしい小会場でのライブなんやけど、むっちゃ格好ええ!ストックホルムでのライブ(これも名盤の誉れ高い)が正規で出てるけど、勢いだけならこっちのほうが上か?