STICKY FINGERS / THE ROLLING STONES

やっぱ「ベガバン」(厳密にはJJF以降)から「Its Only R&R」までのSTONESを書き出すと止まりましぇん。70年代の幕開けを飾る名盤「Sticky Fingers」。うん、これは文句なしやろ。

トップの「Brown Sugar」から文句なしの大名曲!チャック・ベリー系R&Rにスワンプを利かせSTONESならではのR&Rに昇華させたこの曲、STONESファンで嫌いなやつはおらんやろ。歌詞も猥雑で永遠のキラーチューンです。続く「Sway」、この曲はテイラーが大活躍です。この曲なんかBlack Crowesがモロに影響受けてるなぁ。隠れた名曲。昔カバーしました!そして今でもスキボンでカバーしとる「荒馬」。どうしようもない歌詞が大好きです。カントリーバラードの名曲。「Hear Me Knockin」もスワンプぽいR&R。後半のジャムがDr.Johnを思わせます。

「You Got A Move」で一息ついてB面も軽快なR&R「売女」でスタート。キースのたどたどしいリードギターとホーンが効いてます。この曲はライブバージョンが最高!「レディジェン」見て下さい。「I Got Blues」は昔は好きやったけど最近は大仰さがちょっと鼻につくようになりました。ストレートに名曲とは思うけどね。「モルヒネ妹」は苦手、実際外盤では「Let It Rock」のライブバージョンに差し替えられてる国もあります。軽快なカントリー「死花」は昔カバーしたなぁ。歌詞もイカしてて名曲。何と言ってもサビのハモリの外れ具合が最高です。最後は荘厳な「Moonlight Mile」で終了。この曲、昔は苦手やったけど最近はお気に入りです。ちょっとアジア風味もありサイケっぽさも感じるスローナンバーです。

本作からテイラーも本格的にバンドに貢献、ツアーも精力的になっていわゆる黄金期に突入します。やっぱこの頃のライブ、生で見たかったなぁ!