STONES 78年USツアー

最近のSTONESは発掘物が充実してるよなぁ。「レディジェン」のインタビューにもあった「緑のパンツ」に象徴される78年USツアー・・・なんと映像がオフィシャル発売!11月14日発売予定です。「レディジェン」のようなブート時代からの流出があまり無く、数曲が粗悪な映像で見れてただけの状態・・・これはビックリです。


う〜ん、当時のツアーパンフがジャケットになって感慨深いぞ!本ツアーは78年6月から7月の約一ヵ月半という短い期間に25本のライブ、通常は全米ツアーの後はユーロ、UKと続く(最近は世界中を2年くらいかけて回ってます)のに、今回はUSツアーのみという珍しいパターンでした。ちなみに音に限って言えばブートの定番、KBFHのラジオ音源としてアナログ時代から有名でした。という訳で恒例のBOOTのご紹介!


7月6日のデトロイトを中心に6月28日のメンフィス、7月19日のヒューストンを加えたラジオ音源。30年程前に初めてこの音源を聴いた時の感動は今でも鮮明に残ってます。やたら長いイントロの「TUMBLING DICE」、サビのオブリでロニーのキーが外れる「JJF」。とにかく音が最高、プレイも73年に較べるとシンプル、というか当時吹き荒れていたパンクに対抗するかのような荒い演奏が新鮮でした。
他にも6月29日のレキシントンとか含んだラジオ音源の集大成

最近発掘されたデトロイトの長尺版

といったラジオ音源が色々あったけど、今回のDVDオフィシャル発売でもう不要になっちゃうよねぇ?

こっちはツアー序盤の6月14日、ニュージャージー州パサイック、キャピタル・シアターの卓直結音源。オフィシャルとは違う「いかにもBOOT」って感じがええね。73年WINTER TOURのオーストラリアの卓直結音源に近い音像です。BOOT愛好家にはオフィシャルやラジオ音源よりも未整理な卓直結音源なんかのほうが楽しかったりするんです。

BOOTなら隠密もんも紹介せん訳にはいかんやろ。7月8日、シカゴ・ソルジャー・フィールドの隠密音源です。割と良好な音質でコロコロ転がるイアン・スチュワートのピアノが結構聞こえます。ラストの「SATISFACTION」がレア、というか殺人的です(笑)。

ツアー終盤7月24日アナハイム・スタジアムの割と良好な隠密音源。「割と良好」という表現は実は曲者でして、俺のような耳と脳味噌の腐ったBOOT愛好家の「割と良好」というレベルはどんなもんなんでしょう?シカゴが硬めの音質ならばこっちはウェットな音質かな・・・どちらにしても「割と良好」な隠密音源です。

とにかく78年USツアーの映像がフルレンスでオフィシャルで見れるなんて夢のよう!あと10日!!