HEAD OVER HEELS

昨日はクソ暑いのに近所の陸上競技場で娘の練習に付き合ってました。ついでに50Mのタイムを測ってみたら7秒前半でした。とりあえず50Mが完走できたのには我ながらビックリ!タイムが7秒前半というのに更にビックリでした。とはいえ娘には1秒以上離され父親の尊厳無し。しばらく娘の練習に付き合って50M6秒台を目指す?

とりあえずそんなクソ暑い時にはこれがお勧め、「HEAD OVER HEELS」!

大手のキャピタル・レコードがGFRに続けとばかりに売り出したハードロックトリオの72年の唯一の作品。まず1曲目の「ROAD RUNNER」の殺傷力抜群のギターイントロにやられます。そしてグルーヴ満点のベース、この間の取り方、フレージング、むっちゃ格好ええ!これ大名曲、TOADの「NO NEED」と並んでトリオHRナンバーの双璧です。バラードの「RUGHT AWAY」を挟んで「LITTLE RED ROOSTER」。ライブ録音やなぁ。当然HRバンドのブルースナンバー、ZEPの「YOU SHOOK ME」のノリです。これもベースがええわぁ。「QUESTION」はSIR LORDを思わせるし「TIRED&BLUE」はジョニー・ウインターの「HIGHWAY 61」を思わせる王道ナンバー。「TIRED&BLUE」なんかライブで見ると格好ええやろなぁ。「IN MY WOMAN」はGFRの「IN NEED」のようなキャッチーなナンバー、この辺り米国バンドやね。最後の「CIRCLE」はこれまたライブ録音。余程自信がないとデビュー作に2曲もライブ録音収録せえへんで。「幻惑されて」のような導入部から熱く燃えるHRナンバー、格好ええで〜。後半のジャム部分もギターとベースのバトル塩梅がバッチリ!

ちょうどGFRとカクタスの中間のようなサウンドで俺好み!当然キャピトルという超大手からなのでサウンド・プロダクションもバッチリです。なんでこんな凄いバンドが消えてしまったやろ?72年といえばGFRはトリオから4人組へ・・・カクタスも鍵盤を加入(当時のVoはあのP.フレンチ)させたりで米国HRに脱トリオの動きがあった頃。デビューのタイミングが悪かったのでしょうか?今でも殆ど話題にならない(ひょっとしたら話題にならないレベルはあのHIGH TIDE以上かも?)この一枚、ブルージーなハードロックの隠れた大傑作ですよ!