DIRTY KARAT / ROSSO

たまにはこんなんもどうでしょうか?ROSSOの2ND「DIRTY KARAT」です。


ミシェル・ガン・エレファントの千葉とブランキーの照井が組んだバンドに元フリクションの2人が加わった2NDです。フリクションといえばノイジー、ちょっとアバンギャルドなイメージがあるけど、それが本作では大正解!今井のギターはむっちゃスリリングです。

いきなり疾走感あふれるリフロックの「アウトサイダー」。ヘビメタも真っ青のハードドライビン・ナンバーです。うちのドラムのホーダなんか好きそうな感じ。ブランキーはデビュー当初ちょっと聴いた程度でエレファントにおいてはまったく聴いたことのなかった俺、この格好よさにはぶっ飛び!特に千葉のボーカルのやさぐれ度には脱帽もんです。そして大名曲の「1,000のタンバリン」、無茶苦茶ハードドライビンなんやけどメロディがすごくリリカル。この曲を聴くと早朝の岩田川河口堰を思い浮かべるのは俺だけ?「LEMON CRAZY」「ハンドル・ママ」シングルになった「動物パーティー」あたりもハードドライビンな名曲。しかし「ハンドル・ママ」のボーカルのやさぐれ度はすげぇ。ちょっとクールな出だしからハードに盛り上がる「ピアス」「火星のスコーピオン」は歌メロがええね。長尺でクールな「CHAD IN HELL」「SWEET JIMI」「君の光と僕の影」あたりは今井のギターが冴え渡る。そして「人殺し」はアコの弾き語りなんやけど、これまた歌メロが哀愁たっぷりで昔の日活映画の主題歌みたい。全体的に歌詞もやさぐれててええ感じ。ロックの青臭さが抜け切らない感じがええね。

ROSSOって今は解散してんのかなぁ。最近は名前を聞かないな。他のアルバムは聴いてないんやけど、本作は最近の日本のバンドでは当りですよ。曲がええし、ボーカルがやさぐれてます。

明日はマクサでTHREE TIMES HEAVENのライブやります。みんな来てよね!