EURO TOUR 1970 & UK TOUR 1971 / THE ROLLING STONES

さぁテイラー在籍時のブートも最終、70年ユーロツアーと71年UKさよならツアーです。


70年8月30日から始まったユーロツアー、前年のUSツアーを踏襲したメニューです。新曲は「BROWN SUGAR」「DEAD FLOWERS」、チャック・ベリーの「CAROL」が「BEETHOVEN」「LET IT ROCK」に替わってます。9月14日のハンブルグをなかなかの隠密で全曲収録。しかし「HONKY TONK」からの最後の2曲がテープがフニャフニャになってます、惜しい!

16日のベルリンを上質隠密で全曲収録、ちょっと割れ気味の粗い音質ですが、個人的には好みです。アナログ時代からライン録音として出てましたが、これは隠密でしょう。まぁそれくらい上等の音質やという事です。ちょっとピッチが速いか?それがかえって勢いが出てます。ブートはピッチが速かったり遅かったりは当たり前!個人的には遅いより速い方が好きです。

18日のコロンを全曲収録。大したことない隠密録音ですな。割とクリアーな音やけど好みと違う。最後の「SFM」でミックのマイクが故障、歌が聴こえなくなります。

23日のパリをライン録音、とはいってもラジオ音源でもないのでラインといってもそんなに期待できない音質です。全曲収録でなく最後2曲が入ってません。

遡って22日のパリをこれまたライン録音でなんと全曲収録。これはラジオ音源なので23日より安定していていいです。しかし1曲ごとに入るフランス語のナレーションがむっちゃうっとうしい!これは放送前のバージョンで聴きたいなぁ。

10月5日のフランクフルトを標準的隠密録音。あんまり評判のいい音源ではないけど、ちょっと粗い音質が俺好みです。「LET IT ROCK」が未収録。

7日のエッセンを最高の隠密収録。アナログ時代から69年オークランド、サンディエゴに並ぶ名盤として有名です。これも最後2曲が未収録、痛い!

70年ユーロツアーは全曲収録が少なく決定盤が難しいところですが、音質ならパリのラジオ音源、7日のエッセン。全曲収録にこだわれば16日のベルリンでしょう。意外と個人的には5日のフランクフルトがお勧め!

続いて71年UKさよならツアー音源です。「SATISFACTION」がファンキーアレンジで復活、新曲「BITCH」がメニューに加わりました。


3月6日コベントリーを最低の隠密で全曲収録。いくら全曲収録でもこんなに音質の悪いのは意味ねぇ!割れ気味で粗い音質は嫌いじゃないけど、これは割れすぎ、粗過ぎ!まさに「耳が腐る」!ブートの音質には寛容な俺がいうくらいやからブート初心者が聴いたら発狂するでしょう。

13日のリーズ大学の放送音源。残念なことにトップの「JJF」「LIVE WITH ME」が未収録。音質もオフィシャルクラス、プレイも最高なので完全収録が聴きたかった!でも本ツアーの決定盤、「レディジェン」あたりと肩を並べる名盤です。必聴間違いなし!

14日のラウンドハウスを上質の隠密で収録。ちょっとテイラーのギターが大きめ?残念なことに「QUEENIE」以降が未収録です。

26日のマーキーを放送音源収録。TV番組用だったらしくオープニングが「JJF」でなく「LIVE WITH ME」となってます。「I'VE GOT A BLUES」がレア!これは映像も必見です。

71年UKツアーは当然リーズ大学で決まりでしょう。マーキーの映像も必見やし、ラウンドハウスもなかなかいけます・・・コベントリーだけは聴いちゃ駄目!

テイラー在籍時のブートはひとまず終了。さて、次は誰のブートに行きましょうか?