LOVEJOY / ALBERT KING

FREDDIEを紹介したらALBERTも紹介せなあかんでしょう。ALBERTも70年代初期にはスワンピーな作品を残してます。それがこの「LOVEJOY」です。


ジェシエド・ジェイムス、ウェイン・パーキンスをギターに、ケルトナーとダック・ダンをリズム隊にした本作、「BORN UNDER THE BAD SIGN」のような代表作ではなく、これまたブルース・ファンからはあまり取り沙汰されません。しかしスワンプ・ロック全盛の71年にスワンプ系の豪華メンバーをバックに従えた本作、なかなかええですよ。俺のようなROCK畑のヤツにはフィットします。

なんてったっていきなり「HONKY TONK WOMAN」のカバーから始まるんやもんなぁ。ほとんどがスワンプなブルースのオンパレード!当時のFREDDIEに較べるとマイルドさが売りのALBERT、こっちのほうがちょっとブルースっぽいかな?ROCKっぽさではFREDDIEでしょう。マイルドなALBERT、暑苦しいFREDDIE、俺はFREDDIEのほうが好きなんやけど、これはこれでイケてます。ちょっとファンキーなタイトル曲もええけど、ラストの「ROAD LEADING HOME」が最高!FREDDIEの「SAME OLD BLUES」と双璧のスワンプ・ブルースの最高峰です。この曲ではALBERTのマイルドなボーカルが凄くハマってて包み込まれる心地よさです。とにかくこの曲はええよ、泣けます!