ZZ TOP

これまた日本では人気のないバンドです。ZZ TOP!

 ちょっと気負った1STに続く本作、ええ感じで力も抜けて、ここで大体の方向性が確立されてます。「FRANCINE」「JUST GOT PAID」「KO KO BLUE」「CHEVROLET」あたり名曲です。「CHEVROLET」はSTRAY DOGのカバーが有名。他にも「BAR B-Q」「WHISKEY MAMA」あたりがZZらしいかな。ちょっとA面に較べてB面が弱いと思うけど、中々好盤です。

 そして3RDの「三人の男」。これは名作です!トップの「バスを待って」から「JESUS LEFT CHICAGO」のメドレーはライブでも定番。フロントの2人の絡みが目に浮かぶ。そして「ビール飲みと地獄野郎」、ZZの代表曲。ボーカルの掛け合いといいリズムといい歯切れいいソロといいZZのエキスたっぷり!疾走感溢れる「MOVE ME」、へヴィな「PRECIOUS&GRACE」、ジョン・リー・フッカーのパクリ「LA GRANGE」と名曲揃い。最後の「HAVE YOU HEARD?」がええ感じにリラックスしてて個人的には大好きです。最初にZZを聴くなら本作と次作でしょう。
 
 これも傑作、「FANDANGO」。A面ライブ、B面スタジオの変則盤です。もっとフルステージが聴きたいA面、充実のうえ「TUSH」の入ったB面と文句なしの名作です。不満があるといえばA面のライブがフルステージじゃないことかな。もっと3RDのナンバーとかのライブも聴きたい。B面はZZのエキスたっぷりの「NASTY DOGS」、大好きなSTONESっぽい「BALINESE」、高速ブギーの「HARD ON X」、そしてZZといえばこの曲「TUSH」。どうってことない3コードのシャッフルブギーなんやけど、これぞZZって感じの名曲です。この頃のライブ、できれば映像ってないんやろか?80年のドイツライブが映像では有名ですね。同じトリオなんで個人的にはステージングも結構参考にしてます。

ここんとこメジャーのハードロック系が続いたんで、そろそろ目先変えてきますわ・・・。