TED NUGENT

これも懐かしいギター・ヒーロー、TED NUGENTです。

 AMBOY DUKES時代からある程度のキャリアのあったテッドのソロ1作目。トップはDUKESっぽい「STRANGLEHOLD」でゆったりとスタートするが次の「STORMTROOPIN」は疾走感たっぷりです。他にも「DOCTOR ORDERED」「MOTORCITY MADHOUSE」あたりがライブ定番の名曲です。特に「MOTORCITY MADHOUSE」は高速R&Rで格好ええっすよ。他にも「SNAKESKIN COWBOY」(タイトルがいかしてる!)「森の女王」あたりも格好よくて、これはこれで名盤でしょう。

 そしてソロ3作目の「CATSCRATCH FEVER」。ズバリ最高傑作です。1STよりハードに、しかしキャッチーになってます。まず必殺のタイトル曲、いきなり本作のベストチューンです。続く「WANG DANG」「MISADVENTURE」もひたすらスリリング!A面最後の「HOMEBOUND」はDUKES時代を思わせるインスト、なんか懐かしいアニメのテーマソングみたい。B面は大好きな「WORKING HARD」でスタート。この曲、ソロが大好き!元々ギターソロにあんまり興味ない人間なんですが・・・。WISHBONE ASHの「EVERYBODY NEEDS FRIEND」「SOMETIME WORLD」、THIN LIZZY「COWBOY SONG」と並んでベスト・ギター・ソロです。最後の「OUT OF CONTROL」もスリリング!初めてテッドを聴くなら本作でしょう。

 しかしそんなテッドはやっぱりライブです。70年代後半はハードロック第2世代がええライブ盤を出してます。THIN LIZZY、UFO、KISS、AERO・・・テッドの本作も負けじと熱〜いライブです。ブルースの古典、エアロも最近やってる「BABY PREASE DON'T GO」を高速バージョンでたってます。DUKESの1STでもやってたなぁ。やっぱり「DOCTOR ORDERED」「STORMTROOPING」「MOTORCITY MADHOUSE」あたりが名演ですがベストテイクは「CATSCRATCH FEVER」でしょう、やっぱり!

今でもテッドは現役で頑張っていますが、最盛期の70年代でも日本では人気なかったんで当然今ごろ来日もないでしょう・・・最近は何が来日するかわからん時代ですが。