BLACKFOOT

週末のHARRYの新譜・ライブでは「R&Rの未来、行く末は何処?」と考え込まされました。しっか〜し「R&Rに理屈なんて要らへんで!」と笑い飛ばすのがこれ、BLACKFOOTの「HIGHWAYSONG LIVE」です。

 とにかく痛快の一言に尽きる!すっかり出来上がってるオーディエンス、Eのコードで各自がジャ〜ンと鳴らしMCが「OKロンドン、USAからBLACKFOOT!」イントロのドラムのフィルからあれよあれよと「GIMME×3」がスタート!「さぁBOOGIE TIMEの始まりやで!」とすでにバンドも出来上がってます。イントロのスライドがもう笑うしかないほどツボにはまります。BLACKFOOTはリアルタイムから名前は知ってたけど聴いたのは割と最近(とは言っても10年ほど前)、梅田に本店のある某CD屋の難波支店があった頃、CD屋の兄ちゃんに「これ、ええですよ。燃えますよ!」と薦められて買ったのがこれでした。続いての「QUEENIE」もスタジオでは大人しくてちょっと物足りんかったけど、ライブでは映えるよな。ちょっとポップな感じがライブではワイルドになってええ塩梅です。ハードロッキンなナンバーが続いてなんと「ROLLIN&TUBLIN」!そしてポップな「FLYAWAY」にそのままなだれ込みます。これもスタジオに比べてポップとワイルドがええ塩梅で映える。

B面に移ってハードな曲が続き、いよいよ来た〜!汽笛のハーモニカに続いて「TRAIN×2」!もう燃えて燃えて燃えまくる、ローリングなナンバーです。R&Rのニヒリズムとはまったく無縁のところにあるけど(逆にスライダーズはニヒリズムが魅力!)こんだけ熱かったら文句は言えやんやろ。一歩間違えればAC/DCとかスレイドとかに近いバカバカしさがあるかも知れん。そして最後はお約束の「HIGHWAY SONG」!これってレイナード・スキナードの「FREEBIRD」と一緒のノリやん、さすがサザンロックの血筋は争えんのう。ライブが終わると観客の大合唱で幕を閉じます。ほとんどサッカーとかラグビーのノリやん。フーリガンか?これやでOASISの本国でのライブはいっぺん行ってみたかったんや!

このライブに続いてスタジオ盤も何枚か聴いた(特にANIMAL3部作は最高ですよ)。でもやっぱりこのライブ盤に勝るものはありませんでした。曲もベスト選曲、とにかく熱いライブが聴きたかったらこれですよ!