JOHNNY WINTER

リード・ギタリストで一番好きなJOHNNY WINTER、その中でもブルースやなくてロック色の強い60年後半〜70年中盤までがフェバリットです。最近ではオフィシャル・ブートレグが続々出てますが多分日本では盛り上がることもなく当然来日もしないでしょう。

 ロック色の強まった「SECOND WINTER」から一気にハードロックとなった「AND」です。1曲目のイントロからしてハードロック全開!特にJOHNNYのオリジナルはハードな出来栄えです。でもやっぱり永遠のアンセム「R&R HOOCHIE KOO」でしょう。リックのオリジナルにしてはポップさを抑えたまさにJOHNNYのための曲です。あとSTONESっぽい「LOOK UP」もお気に入りです。B面の「PRODICAL SON」以降の典型的ANDのハードロックスタイル連発もいいし、トラフィックのカバー等バラード系もよくハードロックとしてのJOHNNYのスタジオ盤では世間的には最高作でしょう。

 JOHNNYのSTUDIO盤では一番お気に入りの「STILL ALIVE&WELL」。ANDで消耗してしばらく休んだ後に「元気でやってるぜ!」と出したアルバム、デリンジャーのプロデュースでバランスとれた一枚になってます。STONES命の俺としては「SILVER TRAIN」「LET IT BLEED」をカバーしてるし、STONESライクな「CAN'T YOU FEEL IT」、いかにもJOHNNY版ハードロックの「ROCK ME BABY」「ALL TORE DOWN」「R&R」、これまたJOHNNYのためのデリンジャー作のタイトル曲と水準高い曲が目白押し!これやとバラード系がちょっと霞むよなぁ・・・まぁあまりJOHNNYにバラード系を求めてないんやけど。

JOHNNYのギターはとにかく鋭い!個人的にはミック・テイラーの後にはJOHNNYがSTONESに入ってくれてたらなぁと思ってるくらいです。でも今回紹介した2枚もあくまでSTUDIO盤、本領はやっぱりライブでしょう。オフィシャルで出てるこの頃のライブ2枚、ビデオ、ブートやらでもやっぱJOHNNYはライブなんやと痛感しました。でも永遠に来日せんやろなぁ・・・。