BLACK CROWESのBOOT

前回に続いてBLACK CROWES、今度はBOOTを紹介します。

クロウズは3RD「AMORICAN」ツアーから録音を全面的に開放し、さらに再結成以降はインスタント・ライブを出しています。またオフィシャルHPでは過去のライブを月イチのペースで公開しているので逆説的にBOOTの需要が低いとも言えます。

しかし、何故か2NDまでのツアー、「BY YOUR SIDE」のツアーと好きな時代のBOOTはHPでもまったく公開されず個人的な需要は高まる一方・・・。それではまずは1ST発表時のツアーのBOOTから。

HOLLYWOOD S.I.R. STUDIO 1990.5.25 ・・・・・デビューまもなくマイケル・シェンカーの前座で米国を回り始めたころのスラジオライブ。無茶苦茶初々しいクロウズが最高のライン録音で楽しめます。

HOLLAND 1990.6.24. ・・・・・これもデビュー間もない頃、オランダのピンクポップ・フェス出演時のライブ、ラインやけどいかにもビデオ落しの粗い音質。プレイは若々しくて好感持てます。「STING ME」の原曲の「YOU'RE WRONG」がすでにこの頃からプレイされてます。

ATLANTIC CITY 1990.8.24 ・・・・・KTSレーベルの「AIN'T THAT AMERICA」等有名な音源。だいぶこなれてきた印象、勢いのあるプレイが最高のラインで楽しめます。極初期ではこれが一番お奨めです。

VIRGINIA 1990.12.5 ・・・・・5人組での最後期のライブ、結構小さいハコらしくライン直結の生々しいライブです。「SHAKE’EM〜GET BACK」のメドレーやFACESのカバーなどこのツアーの円熟に向かう過渡期のライブです。この音源はINSECTというスコルピオ系列のレーベルから出てるけどあんまり出回っておらず結構レアでは?

L.A. GREEK THEATER 1991.6.15 ・・・・・「NO MISSIN'」や「CROAKIN' CROWES」等たくさん出回ってるこの音源、多分放送音源、最高のライン録音です。この頃にはKEYのエディが加入して6人組になってます。ここで1STアルバムのツアーとしては完成形を見ることができます。プレイも音質も最高でこのツアーの決定版です。

LONDON RONNIE SCOTT'S CLUB 1991.6.20 ・・・・・ヨーロッパへ上陸したクロウズ、まずはアコースティックライブをこれも放送音源、最高のラインで楽しめます。ライ・クーダーもやってた「BOOMER'S STORY」なんかリラックスしてほっこりしてしまいます。クロウズのアコライブは色んな時期にやってるけど、このライブが一番。

ROTTERDAM 1991.9.19 ・・・・・これも比較的レアな「JUDGE&JURY」に収録されていたライブ。テレビ音源っぽいけど最高のライン録音です。「ANGELS」のイントロがオルガンになっていたりして珍しいバージョンです。テレビ出演っぽくてちょっとコンパクトにまとまっているけど、好感の持てるライブです。

SHEFFIELD 1991.10.13 ・・・・・KTSの「BLACK&BLUE」でRONNIE SCOTTのアコライブとカップリングされていたシェフィールドのライブ、後半が抜けているのが残念!これも放送音源で最高のラインです。完全版だったらこの音源が決定版になったかも?

う〜ん、1STのツアーだけでも8枚もあるぞ・・・と思ってたらHPで探すと他にも色々音源あるみたい。クロウズ・ヘッズは凄い!2ND、「BY YOUR SIDE」ツアーはまたの機会に!!