IT'S ONLY ROCK'N ROLL


STONESで最初に聴いたのがLIVE盤「GET YA-YA'S」ならばSTUDIO盤で最初に聴いたのが「イッツ・オンリィ」でした。今考えても「メインストリート」や「ベガバン」ほどディープでもなくRONNIE加入後の縦ノリでもなく「山羊のオツム」ほどムーディでもなく程よくポップでSTUDIO盤の入門としては最適ではなかったかと思ってます。まぁ世間的にはそんなに名盤扱いされてないけど・・・。

オープニングの「IF YOU CANN'T」から軽やかにSTONES節全開!あんまり定番曲ではないけど隠れた名曲。続く「AIN'T TO PROUD」はテンプテーションズのカバーやけどキースのソロがエグイ(笑)。これは昔カバーしたなぁ。そしてタイトル曲。最初は「なんでこの曲がタイトル曲?」といまいちピンとこなかったけど、段々その良さが解ってきた。これもカバーしたな。A面ケツの2曲はバラード、最初はカントリーバラード、続いて「TIME WAITS」、これはテイラーの独壇場。名曲の誉れ高いけど個人的にはちょっと演歌っぽすぎて好みではなかったりして・・・。

B面はレゲエリズム(?)の「LUXERY」、これってレゲエか?せっかくええ曲やのに普通のビートにしたら名曲になったのになぁ・・と思うのは俺だけ?まぁ続く「DANCE LIL' SISTER」でそんな事忘れちまうけどね。まさにキースの独壇場!このタイム感は一体何なんでしょう。滅多にライブでもせんけど、BOOTで聴いた限りではSTUDIO盤のほうに軍配があがる。そして「BE MY FRIENDS」、これも個人的には大好きなバラード。世間的にはあまり取り沙汰されないけど、ソウルフルな甘いナンバー。そしてSTONESというよりFACES的なR&R「S&C」。この頃からRONNIEとの交流が深まっていくけど、この曲もRONNIEの影響か?そして最後はSTONESファンクの先駆けとなった「FINGER PRINT」。青白いファンクといって解る?ベースはテイラーが弾いてるけど、結構格好いい。エンディングもクール!

このアルバムのツアーは結局75年USツアーからとなったけど、出来るならテイラー在籍時にツアーして欲しかった、と思うのは俺だけ?