GET YA-YA'S OUT

STONESを初めて聴いたのはこれでした。高校生の頃、付き合っていた彼女のお父さんから借りた。たしか他にもあったけど、とりあえずBEST的選曲やったのでこれでした。たしかに「JJF」「STREET FIGHTING」「SYMPATHY」「HONKYTONK」と60年代後半のビッグヒットが目白押し!

オープニングは71年英国ツアーまでの「JJF」。72年以降のハードタッチとは違ってややもっさりしたアレンジなんやけど、またこれがふてぶてしさを醸し出してます。軽く「CAROL」で飛ばして「STRAYCATS」「むなしき愛」でこってりテイラーのギターを満喫。その後はお待ちかねの「MIDNIGHT RUMBLER」。これも72年以降よりもっさりとしてるけどその分ブルージー、これはこれで味があります。

B面に替ってSATISFACTIONシスターズの「SATISFACTION!」コールを無視しておっととと始まる「SYMPATHY」。キースのおっかなびっくりのソロが最高!「LIVE WITH ME」「QUEENEE」と飛ばして俺の大好きな「HONKYTONK」が始まる。「今夜のチャーリーは最高だぜ!」とミックがMC。キースの居合い抜きのようなイントロからオンリズム。最後には大円団のこの曲、73年ツアーではさらにエンディングの盛り上がり方が尋常ではない。そして最後の「STREET FIGHTYING」。ギミーシェルターでミックが花びらをぶちまけるのが目に浮かぶ〜!

テイラー時代のライブは73年ユーロツアーが絶頂というのが定説です。たしかにその説には異論を唱えることはないけど、最初に聴いたSTONESとして思い出深い一枚です。もし、73年ツアー・・・「NASTY MUSIC」がオフィシャルレベルで出ていたら大変なことになってたと思うし・・・。