QUIREBOYS

 QUIREBOYS・・・一度解散したけど再結成して今でも現役バンドです。今年はこの1STアルバムの20周年記念ツアーがあるらしい。とはいっても間違いなく日本には来ないやろな。

 QUIREBOYSは当時バンドのローディみたいなことしてくれてる奴が「これ、ええよ。」とカセットに吹き込んでもらったのが出会いでした。インディーからの12INCHかなんかで「MISLED」のライブでした。「うわ〜、まるでFACESやんけ!」その後、メジャーのEMIからワールドワイドでデビューするということで期待しながらこの1STを聴いたもんです。

 いや〜、この1STはSTONES、FACES直系の大名盤です。ピアノのイントロから飛び込んでくるギターのリフ、ハープがいい味出してる。そして待ってましたのスパイクのボーカル、昔ながらの英国スタイルのボーカル。SLADEのノディ、NAZARETHのダンあたりの塩水うがいボーカル!曲も良くて痒い所に手が届くパーフェクトなR&Rです。「7 O'CLOCK」「MAN ON THE LOOSE」「SEX PARTY」「HEY YOU」{MISLED」「LONG TIME COMIN’」「THERE SHE GOES AGAIN」「TAKE ME HOME」みんな名曲、ツボを突きすぎてちょっと怖いくらい。バラードもFACESというかRODのマーキュリー時代みたいで良い。「I DON'T LOVE YOU ANYMORE」なんか中々の名曲、でももうちょっと泣き〜ってバラードも欲しかったかな?それはちょっと贅沢すぎるか?2NDの「KING OF NEWYORK」あたりの泣き曲があっても良かったかな。それでも大名盤です。

 メジャーデビューはセールス的にも大成功、一年に3回も来日したりした。ところがその後2NDが中々出ずにやっと出た頃にはデビュー当時の勢いはなく、2NDも内容的には数曲は1STと同水準の出来もあったけど全体的に数段落ちる内容・・・あっという間に解散してしまいました。

 その後メンバーはソロ活動等をやってたけど何年か前に再結成、今でも現役です。でも当時のメインソングライターのガイ・ベイリーが不在で曲自体の魅力にイマイチ欠けるのが正直なところです。もう一度ベイリーが復帰してくれるといいんやけど・・・無理ですか?