ELECTRIC BOYS

う〜ん、ヘビメタすれすれかもせんけど実はELECTRIC BOYSというかバンマスのCONNY BLOOMが大好きだったりする。曲もギターも唄も、そして佇まいも俺のR&Rマンとしての理想形にかなり近いんさね!そのCONNYの出生バンドのELECTRIC BOYSを紹介します。

 まずはデビュー作「FUNK O METAL CARPET RIDE」。はっきり言って期待ゼロ状態・・・「どうせエアロのクローンやろ」と思ってました。中古盤で買ったしね。ところが確かにエアロっぽいへヴィでファンキーなハードロックなんやけど、それだけでなくサイケっぽかったりBEATLESっぽかったり、はたまたギターはジミヘンみたいやったりで即お気に入りとなりました。何よりも曲がエロい!ギターのリフが「HOT STUFF」みたいな「ELECTRIFIED」、「ハンニィ〜」という野蛮なコーラスがとってもエロい「IF I HAD A CAR」あたりが最高です!すんごい粘り気のある名曲です。あぁこんなのライブでやりてえ!あと「RAG TO RICHS」「CAPTAIN OF MY SOUL」「HOT’N LIPS」「PSYCHEDELIC EYES」あたりが良い出来。BEATLESっぽいメロの曲はまだ消化し切れてないかな?でもこの路線はエアロよりこっちのほうが先です。ワールドワイドのデビュー作としては十分な出来です。

 続く2作目「GROOVUS MAXIMUS」。これ最高傑作ですよ!CONNYのソロライブでも本作からの曲が一番多いのが証明済みです。1STの路線をさらに突き詰めた完成形です。エアロ・テイストのへビィでファンキーな路線、ちょっとサイケなBEATLES路線にちょっとジミヘン風ブルーステイストをふりかけた感じで1ST以上の曲の良さ!ジミヘンがエアロをやったような「KNEE INTO YOU」、サイケでBEATLESでさらにエロい「MARY IN MYSTERYLAND」、もろにBEATLESの「DON'T LET ME DOWN」を思わせる「DYING MY LOVE」、エアロ風味だけどもっとノリのいい「BAD MOTHRFUNKER」「SOMETHING IN THE HEAVY」あたりが最高です。特にCONNYは「KNEE〜」がお気に入りみたいです。はっきり言ってギターのピロピロやらギュワ〜ンとか無いんですわ。だから俺が気に入ったんでもあるが。エアロだけでなくZEPの後期、FUNKADELICあたりにも近づいてきたか?他のヘビメタバンドがよくやるファンキーヘビメタとはちょっと違う筋金入りってところです。この時期のBOOTも一枚あるけど、ライブでもポテンシャルは高いバンドでした。

その後3枚目で急にバンドのポテンシャルは低下・・・はっきり言って曲が良くなかった。バンドは解散してしまいます。ところがCONNYはその後WILDHEARTSのジンジャーのバックを経てなんとHANOI ROCKSに加入します。この頃のHANOIはあんまり曲もピンとこず聴きこんでないけどビジュアル的にはELECTRIC BOYSからラフさが出て無茶格好良くなってました。フランク・マリノがドレッドになったような・・・?HANOIも解散、現在ELECTRIC BOYSを長年の相棒であるベースのACと再結成してツアーしています。新譜出して日本に来てくれへんかなぁ・・・。