WISHBONE ASH

まだ現役でっやってます、WISHBONE ASHを紹介します。一般的にはTED在籍時が人気が高く、確かにそれ以降と比較すると英国独特の湿り気が全然違います。中学生の時に「FOUR」「ARGUS」を初めて聴いた時の感動は大きく、やっぱりこの2枚が思い入れが強い。

 最高傑作といわれる「ARGUS」。前作も名作といわれているが、個人的にはちょっとインスト志向が強く「うた」という点では「ARGUS」に軍配があがる。アコースティック、ほんんわかとしたハーモニーから入り、途中から軽快にフェードインしてくる「TIME WAS」、「TIME WAS」がメジャーなら今度はマイナーの泣きの「SOMETIME WORLD」、これは大好き!中学生の時はエアー・ギターで乗りまくってました。ギターソロが最高!軽快な「BLOEIN' FREE」でA面終わり、盤をひっくり返すとそこは「ARGUS」の世界!組曲といっていいのか、とにかく「ARGUS」3曲は完璧です。なかでも「剣を棄てろ」のエンディングのギターソロは2本が好き勝手にやっているのか計算してやっているのか・・・異常な化学反応を起こしています。やっぱ、ASHを初めて聴くのは「ARGUS」からなんでしょうな。とにかく英国気質全開です!

 初めてASHを聴いたのがこれ、「FOUR」でした。「ARGUS」の後だけにあまり語られないアルバムですが、初体験ということもあり個人的には一番好きなアルバムです。アルバムとしての統一感は「ARGUS」に劣るものの、曲のよさでは本作のほうが上と思います。軽快なASH節全開の「SO MANY THINGS」「DOCTOR」、ASHらしいハモリギターがイントロの「SORREL」、トラッドっぽい「ビーコンのバラッド」珍しくR&R色の強い「NO EASY ROAD」、ちょっと気だるい「R&R WIDOW」もいいけど、2大バラード「EVRYBODY NEEDS A FRIEND」「SING OUT THE SONG」が最高です。「EVERYBODY〜」はギターソロが最高で思わずエアーギターしてしまいます。「SING〜」は加山雄三というかハワイっぽいというか、ちょっとトロピカル(?)なバラードで思わずほんわかしてしまいます。ちょっとアメリカを意識しつつ英国気質もふんだん、絶妙のバランスがこのアルバムにはあります。

この後、集大成ライブを出してTEDは脱退、さらにアメリカ職を強めていきます。TED在籍時のライブはオフィシャルの「LIVE DATE」が最高やけど、「ARGUS」時のBBCライブ(昔からのBOOTの定番です)、マーキーでのライブ等名演が残されています。また次の機会に紹介します。