SILVERHEAD

SILVERHEAD・・・MOTT、PIE、FACESみたいに売れなかったけど愛すべきB級バンドです。

 派手にデビューした割には曲は地味めのファースト。ライブのオープニングを飾る「Ace Supreme」、「Rolling With My Baby」「R&R Band」あたりが良い。結構バラードやら「足長リサ」みたいなもっさりした曲が多い。悪くはないんやけど、派手なデビューのイメージで聴くとちょっと肩透かしを喰らう感じ。

 ギターが元ブロンコのロビー・ブラントに替っての2ND「16歳で犯されて」。これはいい!まず曲が格段と良くなった。「HELLO N.Y.」からラストのタイトル曲まで捨て曲なし。ギターがスライドを得意とするロビーに替ってデビューでの稚拙な感じがなくなり、本当にアーシーな感じが自然に出てきた。イアン・マクドナルドのプロデュースのお陰?最初にこっちを聴いたので1STがショボく聴こえました。これはSTONES系の名盤の域にあると思う。

こうなるとライブを聴いてみたいのが世の常。キャプテン・トリップ・レコードからアレクサンドリアのライブが出ました。 う〜ん、これはちょっと音が悪過ぎ!これなら東京公演が2種類BOOTで出ているのでこっちのがマシです。大体ボーナストラックにBOOTの東京公演がついていて、こっちのが音がいいってのも悲しい。BOOTの方が完全収録(アレクサンドリアも完全収録か?)やし音もいいし・・・。

ついに出ました。長らく廃盤になっていたレインボー・シアターのライブ! やっとライン録音のまともなライブが聴けました。でも苦言を言うなら・・・①音が細い②ライブと曲順が替えられている等の不満が残ります。こんなバンドなんやから、もうちょっと音が粗くてラフな音のがいいのでは?

結果、SILVERHEAD聴くなら「16歳で犯されて」に決まり!!