MOTT THE HOOPLE

という訳で(?)お気に入りのMOTT THE HOOPLEを紹介したい。

一番最初にMOTTを聴いたのは「HOOPLE」でした。

結構リアルタイムに近い時期から存在は知っていたけど、なかなか金のない高校生としてはSTONESやZEPPの王道しか聴けんかった。
そのうちPUNKが出てきてCRUSHのミック・ジョーンズが「MOTT最高!」とか言ってて、大学生になってようやく聴いた。
たしか当時は国内盤はこれしかなくて後は廃盤になっていたはず・・・これも廉価版で出てた。
STONESが神様な俺は一発で気に入った。タイトル曲はもちろん最高なんやけど、3曲目の「Alice」がスプリングスティーンっぽくてサビが胸キュンなメロディです。4曲目の「Crush Street Kids」はその名のとおりCRUSHっぽくてPUNKのはしりみたい。B面1曲目の「BORN LATE」なんかはSTONES直系。B面3曲目の「PEARL'N ROY」もサビが胸キュン。ラストの「土曜日の誘惑」はイントロが「22歳の別れ」そっくり!この曲は名曲と言われとるけど、あんまり俺の好みではなかったけどね。とにかく18歳にしてMOTTに出会えたのは幸福やった!!

その後、必死こいて廃盤になってた「DUDES」と「MOTT」を手に入れた。今でこそ国内盤で安易に入手できるけど、当時の田舎から出てきた大学生には情報が少なく、天下のMOTTを入手するにも大変な状態やった。

「DUDES」は「JURKIN' CROCUS」と「SEA DIVER」の2曲に尽きる。STONES直系のR&Rとハンター節全開のバラード。ボウイがプレゼントしたタイトル曲や、後にバドカンでリメイクする「READY FOR LOVE」、ルー・リードの「SWEET JANE」とか話題曲もあるけど、やっぱりMOTTらしい名曲はこの2曲でしょう。あと地味で目立たないけど「ママの小さな宝物」もMOTTらしいR&Rです。

そして最高傑作の「MOTT」!!1曲目の「メンフィスからの道」から「母になりたい」まで捨て曲なしの名盤です。「メンフィス」「ホナルーチー・ブギ」のヒット曲は当然最高なんやけど「DRIVIN' SISTER」と「MOTTのバラード」が超最高です。「DRIVIN'」は「雨上がりの夜空に」の原曲?MOTTらしいR&Rです。「バラード」の方は歌詞が泣かせる、これまたハンター節全開バラードです。ミック・ラルフスのカントリーっぽいソロもいい。「WIZZ KID」「暴力」「キャディラック」も地味やけどMOTTらしいR&R、「野郎たちの讃歌」はドラマチックなハンター節全開のバラード(でもこの曲はヴァーデン・アレンの作曲)、リリカルなカントリーっぽい「母になりたい」、もう捨て曲なし。STONESの「EXILE ON MAIN STREET」を一枚物に凝縮したら「MOTT」になりましたと言っても過言ではない!

いっぺんに3枚も紹介したので大変でした。ATLANTIC時代の4枚や最近よく出ているライブ盤はまたの機会に!!