MONTROSE

来週末はタカさんイベントでガリバーに出ます。ジャニス、FREEなんかのカバーをやるんやけど、その中でも一番ハードなのがMONTROSE。


今回やるのは2ND収録の「I GOT THE FIRE(これも大名曲)」やけど、MONTROSEといえばやっぱり1STでしょう。アメリカン・ハードロックの大傑作です。

トップの「ROCK THE NATION」からリフの応酬。明らかに後付けしたサミー・ヘイガーのボーカル(笑)、しかし格好ええわ!続く「B.M.S.」はカラッとしたハードR&R。そして「SPACE STATION」。これは明らかにZEPの「コミュニケーション」を意識してますな。そして当時のハードロックの定番のシャッフル「I DON'T WANT IT」。このリズムって昔のハードロックバンドは絶対やってたよなぁ。

B面はこれまたカラッとしたハードR&Rの「GOOD ROCKIN'」。英国の朕美さのかけらもないアメリカン・ハードの傑作です。そして異様に重いドラムに導かれて「CANDY」。この曲も確かにリズムは重いんやけど英国の重さはなくてカラッとしてます。そしてまたまた定番シャッフルの「ONE THING」。最後は重いけどやっぱりカラッとした「MAKE IT LAST」で本作はおしまい。トータルタイムも30分少々という短さ!昔は「英国バンドのアルバムは40分超えるけどアメリカのバンドは超えない」というのが個人的定説となってました!

本文の中で「カラッと」という言葉が何回も出てきましたが、その言葉のとおり英国にはない爽快感がアルバム全体を支配しています。本道的アメリカン・ハードロックを確立したという意味では歴史的名作でしょう。