初期のVAN MORRISON

今日は新しい仕事仲間と呑みに行ってきました。ちょっと酔っ払うとサム・クックやら・・・これこれ、ヴァン・モリソン

 それまでもTHEMでヴァンの声は聴いたことがありました。高校生の時でした。STONESをはじめとする英ビートバンドのひとつとしては「唄がうまいなぁ」程度の印象でした。ソロになってからのヴァンを聴いたのはたしか大学生の頃、初めて聴いたのが「ASTRAL WEEKS」・・・「なんじゃ、こりゃ?」って感じでした。すごく高尚な宗教的、ちょっと近寄りがたいって感じ。その中でもタイトル曲、「SWEET THING」「CYPRUS AVENUE」あたりは割りと聴きやすいのでは?ヴァン、23歳の作品。そんな若いのになんでこんな作品が作れるんや?

 そして「MOONDANCE」、一番のお気に入り。無人島へ持っていくアルバム候補の一枚!ほかにはSTONES「MAIN ST.」ANDWELLA「PEOPLE'S PEOPLE」MOTT「MOTT」あたりが候補です。「ASTRAL WEEKS」に較べて聴きやすい。特にA面の流れは素晴らしい。THE BAND的なオープニングからジャジーなタイトル曲。確かにSTINGがソロで何年もかかってやろうとしていることが一曲であっさり実現されている。そして溜息が出る「CRAZY LOVE」。ジェシ・ディビスのバージョンも味わい深かったけどオリジナルのヴァンのバージョンは完璧!LAST WALTZでのノリノリのダンスが目に浮かぶ「CARAVAN」。とにかく楽しくてちょっとしんみりして・・・代表曲でしょう。「INTO THE MYSTIC」も永年ライブの定番です。B面も「BRAND NEW DAY」やら捨て曲一切なしの完璧な出来なんやけど、とにかくA面が完璧過ぎます!これで20代半ばというのが信じられません。

今回は渋めどころでした。次回は派手めのやつでも紹介します。