FACES

そしてFACES。RODのソロと微妙に違う・・・多分RONNIE LANEの色が出てるかどうかの違いが大きいんでしょう。「YOU'RE SO RUDE」や「JUST ANOTHER HONKY」「GLAD AND SORRY」なんかはFACESじゃないと出来ない曲やな。


2NDの「LONG PLAYER」からFACESサウンドが確立された。いかにもFACESらしい「BAD'N RUIN」「HAD ME A REAL GOODTIME」、特に「REAL GOODTIME」はRODのボーカルに絡むRONのオブリっぱなしのギターが最高です。ポール・マッカートニーの「MAYBE I'M AMAZED」はちょっと昔のSMALL FACESを思わせます。「SWEET LADY MARRY」「リッチモンド」など地味だけど英バンドらしいいいアルバムです。最高傑作の「馬の耳に念仏」。名曲「STAY WITH ME」が入ってます。やっぱええよなぁ、この曲!FACESロックンロールの真髄です。FACESらしいR&Rは「ジョディの農園」、イントロのIANのローリングするピアノからなだれ込む「TOO BAD」、RONNIEのとぼけた味のボーカル「YOU'RE SO RUDE」、RONのスライドが荒れ狂う「THAT'S ALL YOU NEED」あたりです。珠玉のバラード「愛はここに」、RONNIEの真骨頂の「DEBRIN」と1枚通したバランスも良く、やっぱ最高傑作でしょう。
そしてRONNIE在籍のラスト作の「OOH LA LA」です。RODが「気に入ってない」らしいですが、これも名盤です。1曲目からFACESらしいR&R「SILICONE GLOWN」が炸裂!ちょっとPOPな「いとしのシンディ」、渋いけどFACESらしいR&R「MY FAULT」、これまた炸裂する「BORSTAL BOYS」。替ってB面は「LATE SIDE」「JUST ANOTHER HONKY」「GLAD&SORRY」のこれまたFACESらしいバラード系が続き、とどめがタイトル曲!RODが後にカバーしてるけど、オリジナルでRONに唄われてしまったので「気に入ってない」発言になったのでは?と思うくらい名曲です。A面にR&R、B面にバラードというのはこの後のRODのソロでも踏襲されてました。

FACESもBootは結構出てますね。山内テツ時代のライブがオフィシャルで出てるけど、やっぱりRONNIE LANE時代のほうがFACESらしくていい。特にFACESはSTONES、MOTT、PIEと較べてBBCの出演が多いので優良音源がたくさんあります。4枚組BOXにも断片的に収録されてますが、ここはBootに足をつっ込みたいところ。またの機会に紹介します。